卒業と聞いて思い出した話

卒業シーズンで、ふと思い出した自分の中学の卒業式。

中三のクラスはとても仲が良くて担任も良くて、卒業式後のクラスでの卒業証書授与では担任もみんなもボロボロ泣いていましたねぇ…

 

んで、卒業式後、みんなで「この後受験だし、今日だけ自由だし、なんならみんなでラーメン食べに行こうよ!!」って盛り上がりまして。

みんなは卒業式に参加してた保護者に了承もらって、さぁ行こうよ!!ってなってて、でも私は保護者はそそくさと仕事に戻ってしまったから了承は得られず、それならと自宅にいる祖母に了承を求めたわけですよ、電話で。

 

そしたら「そんなつまらんことに時間を使うな、さっさと帰ってきて高校受験の勉強しろ!」と言われ、泣く泣く諦めて家に帰ったわけですね。

 

んで、仕事から帰ってきた親にその顛末を話したら。

「バカやなぁ、いちいちばぁちゃんに言わんで行けば良かったのに。」

 

バカですって。

中学生がみんなでラーメン食べに行くのを、「言っていい?」って聞いた方がバカなんですって。

 

これ、かれこれ40年前の話なんですけど。ラーメン食べに行きたかったって言うより、正直に許可を取ろうとして否定され、挙句「黙って行けばよかった」みたいに言われたのが未だに納得いかんと言うか、「どこに行くかちゃんと伝えなさいよ」って日頃めちゃくちゃ言ってたくせにいざ伝えて私が「行ったらダメってばぁちゃんに言われた」ってベソかいたら「黙って行けばいいのに」って、ダブスタどころの話じゃないですよ。

 

未だに思い出すと腹立つというより「意味わからん」ってなるし、当時は親のことをある意味絶対的ななにかって思ってただけに今になって「親って別に絶対的ななにかではない」ってわかってきて、ていうか親って尊敬する対象であるけど同時にバリバリに反面教師だなって。

私はいちいち隠したり上手いことを言ったりするのは苦手なので、ぶっちゃけることが多いんだけど実母にしてみたら「そんな事言わんで知らん顔してればいのに」ってことらしい。

 

まぁ今父親がだいぶ海馬がダメになってきて、会話がリングワンデルングになってるから、「知らん顔して聞き流す」は母のサバイバル術になってるんだとは思う。

 

だがしかし、あの中学の卒業式の後のあの言われようは、未だに「正直者は馬鹿を見るってことなん?」ってあとを引いてるんですよね…